Clinical Question:在宅訪問栄養食事指導による栄養評価と導入のタイミング
- 訪問診療を行っている患者400名に対し栄養評価を行った結果、4割が低栄養状態、5割が低栄養予備軍、栄養状態良好は1割にすぎなかった。在宅高齢者の9割は栄養に問題があることを念頭に置いて対応する必要がある。
- 訪問栄養指導では疾病に対する食事管理や嚥下障害に対する食形態指導の他に、低栄養を改善するための依頼が多い。
- 訪問栄養指導を開始するタイミングは、退院直後、食欲が落ちてきたかもしれないと思った時、少し痩せたかなと思った時。
- 早いタイミングで栄養介入を行うことで、元の栄養状態に戻る可能性が高く、元に戻るまでの時間も短くて済むためである。
ゆみのハートクリニック
波多野桃