CPAP治療中、中枢性無呼吸の出現とRBDを心配されて来院

2025年01月24日

症例

40歳台 男性 身長:174㎝ 体重:79kg BMI:26.1 易疲労感から他院にてPSG施行、AHI=49.1でCPAPを使用中の方です。

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CPAPダウンロードデータでAHIが上がってきている(AHI=6.9)こと、特に中枢性無呼吸の出現が気になる、夢に合わせて寝言を言う経験からRBDを心配され、CPAPタイトレーションを希望されて来院されました。残存するAHIは1.7回/時間とCPAPの治療効果は十分確認され、中枢性イベントは全て生理的なものでした 





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わずかに判定されたRWAエポックですが、体動というより、レム睡眠時特有の単収縮(twitch)が過剰に連続しただけの可能性があります。寝言が頻発していれば、頤筋に筋電図混入が顕著となるはずですが、それも認めませんでした。RBDは睡眠中の異常行動があって初めて診断されますので、まずは臨床症状の有無が重要なポイントになります。ただ同室で就寝する家族がいなけれな、軽い症状は見逃されている場合もありますので、まずはスマホなどで睡眠中の音声を録音しておくのも手がかりとなります。 





ゆみのハートクリニック 川名 ふさ江

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