Clinical Question:RSウイルスワクチンについて
RSウイルス感染症は新生児~幼児期に罹患し、新生児では肺炎など重症化もする感染症として知られています。高齢者でも重症化することがわかってきており、インフルエンザ感染症と比較しても肺炎への進展率は高いウイルス感染症です。
また、罹患後の1年以内の死亡率もインフルエンザ感染症と匹敵します。
2024年1月より日本でもRSウイルスに対するワクチンが発売されました。2024年6月現在、日本で発売されているRSワクチンは2種類になります。どちらも60歳以上の方に対して適応があり、RSウイルス感染症を予防すると言われています。また、感染症予防だけではなく、症状を軽快し、重症化率も予防すると考えられます。
わかばハートクリニック
宮本 裕子