Clinical Question:急性肺血栓塞栓症の在宅治療リスク評価

YUMINO education program2021年10月01日

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HOME-PE trialより

  • 肺塞栓症の患者を早期に退院させ、自宅で治療することで、病院での合併症が少なくなり、治療費を削減できる可能性がある。
  • 不必要な入院を回避することで不安が減り、生活の質が向上し、患者の満足度が高まる。
  • ワルファリンより、安全性と管理に優れ実用的なDOACが標準治療となった。
  • 在宅治療が病院での治療と同様に安全で効果的であるかどうか、在宅治療を受ける患者をsPESIとHesitia criteriaのトリアージツールを用いて調査した。

 

<結果>

  • sPESI、Hestia基準で1/3以上で在宅治療が可能であった
  • Hestia基準の方が在宅治療の適応性が高かった
  • 有害事象の発生率は低く、安全性は両群で同等

 

<結論>

sPESIとHesitia基準の両方のトリアージにより、肺塞栓症患者の3分の1以上を、合併症の発生率を低く抑えて自宅で管理することができる

 

ゆみのハートクリニック

芹澤直紀

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