研修医地域医療研修/I医師

2019年03月01日

研修内容

一ヶ月お世話になりましたが、主に往診の先生に同行させて頂く形での研修でした。在宅医療を必要とする患者様は心不全に限らず、癌や呼吸不全、神経疾患など多岐に渡る疾患を診させていただきました。在宅医療での診察は、一人一人の患者様のお宅に伺い、問診をし、バイタルを測定し、定期的に必要な場合は採血を行い、採血などの結果が出ていればその説明を行い、処方をするといった流れで行っていました。最後には患者様が分かりやすいように診療レポートに今起こっている事、今後どうしていくかなどを書いて先生はお渡ししてました。私は主にバイタル測定、採血、身体診察をさせていただきました。

また、二回程外来見学をさせていただきました。一つは神経内科の先生につかせて頂き、もう一回は主に睡眠時無呼吸症候群を診る外来の見学もさせていただきました。また二回程管制塔の見学もさせていただきました。

研修を終えて

大学病院の病棟を主に研修していたので、訪問診療は内容はそこまで変わらなくても、違いを沢山目の当たりにすることが出来ました。一人一人のお宅を拝見出来るため、その人にとって何が問題で何がそれに対して必要なのかよくわかりました。ゆみのハートクリニックさんには私も診療所運法提供書を書いて患者様を送らさせていただいたので、その後がどうなっているのかを見させていただき勉強になりましたし、診療情報提供書の大切さも実感できました。お看取りもさせていただき、その時は涙が出てきました。「人生とは?」も移動の車の中でずっと考えていました。答えは出ませんでしたが、患者様一人一人に寄り添って先生方、看護師の方、コーディネーターの方、ソーシャルワーカーの方が動いてらっしゃり、そういったポリシーを持って働いてらっしゃるゆみのハートクリニックの職員の方たちは本当に尊敬に値する方たちだなと思い、自分もこれから大学病院の後期研修医として働きますが、皆様から学んだ患者様に対する姿勢を忘れずに日々研鑽していきたいと思います。

移動中の車の中で先生方と沢山いろいろなことに対して議論ができてそれも私にとって財産となりました。

医学知識だけではなく、心の面や配慮といった人間性の勉強もできました。

最後になりましたが、私の地域医療研修に携わってくださった全ての皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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