ループゲイン亢進が示唆された重症OSA

2024年04月12日

ゆみのPSGケースカンファは、毎週金曜日に法人各拠点をオンラインでつなぎ、川名ふさ江睡眠検査統括を中心に、医師、 臨床検査技師(うち日本睡眠学会専門検査技師5名)で一週間の全ての終夜睡眠ポリグラフ検査の振り返りを行い、今後の方針を決めていきます。 こちらにはその週の代表的な症例を公開し、川名統括による症例コメントを記していきます。


症例

30歳代男性 身長:175㎝ 体重:113Kg BMI:36.9 睡眠時の無呼吸といびき、日中過眠を主訴に受診、診断PSGを行いました。 

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短い呼吸イベントが多発していました。レム睡眠では閉塞性無呼吸、ノンレム睡眠では閉塞性低呼吸が体位に無関係に認めています。ただ入眠直前は呼吸が不安定でdesaturationを伴う中枢性低呼吸も認め、ループゲインの亢進が示唆されます。CPAPに慣れるまで、中枢性イベント出現の可能性もありそうです。 




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脳波波形はα波をしっかりと認め、覚醒と判定されていますが、desaturationを伴う呼吸イベントを認めています。これらは覚醒時のイベントなのでレポートには全く反映されません。しかしこのようなループゲインの亢進を示唆する不安定な呼吸は、むしろ睡眠を見ていない簡易検査では、判定できることになります。




ゆみのハートクリニック 川名 ふさ江

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