「どうして訪問看護師に?」スタッフに聞いてみました!
当ステーションで訪問看護師として働く2人に「訪問看護師になろうと思ったきっかけ」や「YUMINOで働いてみて感じたこと」などをインタビューしましたので、ぜひご覧ください。
小柳 今日子さん(2023年入職)
有藤 拓也さん(2024年入職)
-前職について教えてください。
■小柳:前職は別の訪問看護ステーションの訪問看護師として働いていて、その前は大学病院の循環器内科で働いていました。
■有藤:わたしはコロナ病棟で働いていました。その前は 5年間ほどICUに勤務していました。
-病棟勤務から「訪問看護師」になろうと思ったきっかけは?
■小柳:大学病院に勤務していた時、循環器の慢性期病棟と、CCUで急性期の重症患者さんをみていました。その際に担当者会議や退院前カンファレンスに参加したりしていたので、いずれ訪問看護や地域医療に関わるのだろうなと漠然と思っていました。大学病院を退職して、違うことにチャレンジしてみたい!と思い、1年間海外に留学をして、戻ってきた時に自分のこれまでのキャリア、スキルを生かせると考え、訪問看護の世界に飛び込みました。
■有藤:救急領域で働いていた時、気官挿管や補助循環装置に繋がれた後に「元の状態にしてほしい」や「家に帰りたい」、「もう一度家で看たい」という患者さん、ご家族の声をよく耳にしました。
その経験から在宅だったらより患者さんとそのご家族の意思に沿った医療ができるのではないかと考え、在宅で患者さんをみることができる訪問看護師になろうと思いました。
-訪問看護だからこそできることを教えてください。
■小柳:「その人らしい人生を」といつも理事長の弓野大先生もおっしゃっていますけど、在宅医療では、患者さんが主人公になるんですね。
病院だと医療者主体になってしまうことも多く、ご家族が来たとしても、処置をする際など、病室から出ていてください、ということもあるのですが、訪問看護では患者さんの生活に入り込むので、患者さんとご家族の意思をより大切にしながらサポートできると思います。
病院にいたときは病気を治すことにかなり集中していたので、患者さんのその後や、希望について深く考えることができていなかったと思います。その日の、目の前のことに精いっぱいでしたね。
■有藤:僕は患者さんの人生・生き方を尊重できるところが訪問看護だからこそできることだと思います。病院だったらいろんなことに制限がかかってしまうと思うのですが、訪問看護ではどうしたら「その人らしく過ごせるか」っていうところに焦点を当てていて、その点に関してよく話し合われています。
■小柳:そうそう、私も初めて訪問した時に、何を大事にしていて、何をしたいかっていうのは聞いたり、引き出せるようにしています。そうすると、患者さんのことも、よく知れますよね。
例えば、「あんまり楽しみがないのよ」と言っていたとしても、よくよく聞いてみるとお孫さんに会うことを楽しみにしていると分かって、じゃあお孫さんと一緒にテレビを見たり、ご飯食べたりできるようにということを目標にしたり。その人がどうしたいか、なりたいかっていうことを大切にしています。
-訪問看護において大変なことはありますか?
■有藤:病院だったら、なにかあったらすぐに病室へ駆けつけられたり、毎日、看護師など医療者の確認が入る環境があります。
しかし、訪問看護だと、次に訪問するのは1週間後であったり、長いと1ヶ月という患者さんもいます。そのため患者さんのその後の状態などを長い目で考えながらアセスメントしなければいけないので、難しいです。
■小柳:そうですよね。病院だとたくさん人がいるけど、1人で訪問しなければいけないという不安はあると思いますね。限られた時間の中でなにができるかっていうのをすごい真剣にみんな考えると思うので、やりがいも感じますが、その反面、1人で訪問する不安っていうのも出てくるのかなと。でも何かあれば、電話やチャットで多職種チームのみなさんやステーションの仲間に相談できますし、帰ってきてから話し合って、悩みや疑問を解消しています。
-YUMINOで働いてみて感じたことを教えてください
■小柳:スタッフは利用者さんを第一に考えていますね。みんなで助け合える、そういう仲間だと思います。あたたかい人が多いです。
■有藤:わたしは渋谷と落合のステーションどちらも行き来しているのですが、どちらのスタッフも困った時など親身に話を聞いてくれます。そして、患者さんのために熱心に考える人が多いというのが一番ですね。
■小柳:そして、自分を高められる環境だと感じています。様々な勉強会や研修が開催されていたり、参加することができるし、自分がやりたいって思うことは積極的に挑戦できる環境です。学んだことはチームに共有したり、利用者さんに提供することができていると思います。
■有藤:あと法人内のチームで判断できることって大きいですよね。訪問看護師だけでなく、管制塔看護師、医師、SWなど一緒に判断してくれるので、心強いですし、「こういう視点もあるのだ」と学べることがたくさんあります。
■小柳:それ私も思いました!多職種、それぞれの視点で患者さんとそのご家族を支える。それがYUMINOだからこそできることだし、特徴ですよね。医師、看護師だけでなく、SW、栄養士、理学療法士、作業療法士に言語聴覚士もいて、そこに地域の薬剤師やケアマネジャーの方などとつながって、患者さんを多職種でサポートすることができていますよね。
-さいごに今後の目標を教えてください
■小柳:わたしは地域に根差した訪問看護ステーションにしていきたいなということと、あとはスタッフそれぞれの強みを生かして、支え合えて、みんなが働きやすいステーションづくりをしていきたいなと考えています。
■有藤:これまでは病気の治療にフォーカスあててきたのですが、今後はそれだけでなく、患者さんの生活面にもしっかりと目を向けて、看ることができる訪問看護師になることが目標です。
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